評論

岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か』 PC

岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か』

岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か』読了。副題は「ChatGPTが変えた世界」ということで、一応巷にあふれるChatGPT本の一つ、ということになるのかもしれません。でも、どこかの仕事術の本を焼き直しただけとか、使い方をゼロから解...
鈴木涼美『浮き身』 評論

鈴木涼美『浮き身』

鈴木涼美『浮き身』読了。ゼロ年代初頭のおそらくはご本人の実体験も織り交ぜながらの物語なのでしょう。冒頭と終わりは現在での描写。間の主要部分は過去の1ヶ月ほどの日々を思い出している、という作品です。 現在部分での描写にあった、部屋を出...
中島弘象『フィリピンパブ嬢の経済学』 評論

中島弘象『フィリピンパブ嬢の経済学』

中島弘象『フィリピンパブ嬢の経済学』読了。最初、なんで「経済学」なんだろう。タイトルを付けるとしたら「社会学」だろう、などと思いながら手に取ったのですが、なんてことはない『フィリピンパブ嬢の社会学』なる本はすでにあり、それが前著だったので...
岡田秀文『治験島』 評論

岡田秀文『治験島』

岡田秀文『治験島』読了。実は治験に関してのノンフィクション作品だと思って手に取ってしまっておりました…。ルポライターが治験の現場に潜り込み、製薬業界の闇を暴く、的な。 そういう要素がまったくないとは言えませんが、まったくのフィクショ...
千葉雅也『エレクトリック』 評論

千葉雅也『エレクトリック』

千葉雅也『エレクトリック』読了。 1995年の宇都宮での物語。神戸の震災やオウムの事件は完全にテレビの中での出来事です。それらを横目に描かれるのは、高2である主人公の性の目覚めというか、ゲイの目覚めというか。インターネットでゲイカル...
麻布競馬場他『本当に欲しかったものは、もう』 評論

麻布競馬場他『本当に欲しかったものは、もう』

『本当に欲しかったものは、もう』読了。副題は「Twitter文学アンソロジー」とあり、著者として「麻布競馬場、霞が関バイオレット、かとうゆうか、木爾チレン、新庄耕、外山薫、豊洲銀行網走支店、pho、窓際三等兵、山下素童」と、Twitter...
河村有希絵『思考の質を高める 構造を読み解く力』 評論

河村有希絵『思考の質を高める 構造を読み解く力』

河村有希絵『思考の質を高める 構造を読み解く力』読了。帯にもあるとおり、著者は「東大・MBA・コンサル」ということですが、その経歴の後、教育学部に学士入学したという方です。その間に結婚・出産も経ているようです。しかも、慶應女子からわざわざ...
白石一文『投身』 評論

白石一文『投身』

白石一文『投身』読了。2023年5月出版の描き下ろし作品です。 2022年の夏から翌年の正月までが設定の物語。コロナ禍とその前後を振り返っているところからして、文学の世界にもようやくコロナ後がやってきたのだな、と感じます。ただ、定食...
目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』 評論

目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』

目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』読了。 著者は「M銀行に勤務する現役行員」とのことで、メガバンクでイニシャルMという時点ではすべてのメガが該当しているはずなのに、なぜか読み始めるとすぐにどこのことかわかってしまうという…。A...
藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』 評論

藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』

藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』読了。 離婚裁判についての解説本ということで、別に取り立てて今必要な知識では無いのですが…。今週の「全宅ツイ不動産チンパンジー情報」でも話題になっていたので少し体系立てて知っておこうかと手に取った次...
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