評論

田村麻美『ブスのマーケティング戦略』 評論

田村麻美『ブスのマーケティング戦略』

田村麻美『ブスのマーケティング戦略』読了。 ベストセラーでしたが、タイトルが強烈過ぎて読んでいませんでした。ブスの自虐ネタとか別に聞きたくないじゃないですか。でも、方々の評判を聞くにそういう本ではなさそうということで読んでみることに...
山田康弘『足利義稙』 評論

山田康弘『足利義稙』

山田康弘『足利義稙』読了。 副題に「戦国に生きた不屈の大将軍」とあります。大将軍だったのかどうかは別として、たしかに不屈の将軍だったことはわかりました。 ところで著者の山田先生ですが、以前レビューした『戦国期足利将軍研究の最前...
岩田弘三『アルバイトの誕生』 評論

岩田弘三『アルバイトの誕生』

岩田弘三『アルバイトの誕生』読了。 副題は「学生と労働の社会史」というものですが、内容は大学生のアルバイト史の定量的な整理です。三浦展さんみたいな、数字を元にして想像力をたくましく、といった方式とは違い、淡々とデータを使いながら、最...
グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』 評論

グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』

グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』読了。 二つの作品が収録されています。京都文学賞というものを受賞した自伝的な作品である表題作の「鴨川ランナー」と、著者の友人の話なのか福井のNOVAと思われる英会話学校の講師だった白人男性が...
新庄耕『地面師たち』 評論

新庄耕『地面師たち』

新庄耕『地面師たち』読了。 新庄さんの本は以前に『狭小邸宅』を読みました。あの本は、少し前のオープンハウスが元ネタでしたが、今回はあの積水ハウスの地面師事件がベースになんですね。森功氏の『地面師』がこの事件を追ったノンフィクションで...
天野忠幸『三好一族―戦国最初の「天下人」』 評論

天野忠幸『三好一族―戦国最初の「天下人」』

天野忠幸『三好一族―戦国最初の「天下人」』読了。 天野先生の新刊。三好のことをもっと知ってください、ということで初心者向けに丁寧に解説されています。『室町幕府分裂と畿内近国の胎動』も、三好愛に溢れていましたが、今回も三好一族を存分に...
三浦展『大下流国家 「オワコン日本」の現在地』 評論

三浦展『大下流国家 「オワコン日本」の現在地』

三浦展『大下流国家 「オワコン日本」の現在地』読了。 帯にある通り、「ベストセラー『下流社会』から16年』なんですね。面白い記事を書くアクロスの元編集長が、メインストリームに躍り出たのがあの本、ということなのでしょう。バブル崩壊後、...
水道橋博士『藝人春秋Diary』 評論

水道橋博士『藝人春秋Diary』

水道橋博士『藝人春秋Diary』読了。 週刊文春での連載のうち、2017年GW号から2018年7月19日号までの内容とのこと。しかし、出版元を見ると文藝春秋ではないし、なおかつ出版時期も2021年10月になってから、というあたりが少...
長谷川朋子『NETFLIX 戦略と流儀』 評論

長谷川朋子『NETFLIX 戦略と流儀』

長谷川朋子『NETFLIX 戦略と流儀』読了。 ネットフリックスのアメリカ本国での成り立ちを解説した本ではなく、彼らが日本に上陸し、ビジネスをどう展開してきたか、また進めていこうとしているか、ということを書いた本です。日本でのサービ...
雨穴『変な家』 評論

雨穴『変な家』

雨穴『変な家』読了。 本屋で平置きになっていて、話題の書なんだろうことはわかったのですが、手にとったときはクソ物件オブ・ザ・イヤー的な本だと思ったんですよね。変な間取りの家を集めました、みたいな。そうではなくフィクションの怪談モノで...
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