橘玲

橘玲『テクノ・リバタリアン』 評論

橘玲『テクノ・リバタリアン』

橘玲『テクノ・リバタリアン』読了。副題が「世界を変える唯一の思想」というもので、ずいぶんと大きく出たな、というのが読書前の印象。ですが、読み終えてみると案外違和感は無いです。我々の日々の生活は、SNSに限らずGAFAが提供してくれるものに...
橘玲『世界はなぜ地獄になるのか』 評論

橘玲『世界はなぜ地獄になるのか』

橘玲『世界はなぜ地獄になるのか』読了。 いわゆるキャンセルカルチャーについての解説本です。タイトルからも分かる通り、それを称揚しているわけではありません。もちろん自分はキャンセルカルチャーで取り上げられる類の議論の門外漢ですが、あの...
橘玲『シンプルで合理的な人生設計』 評論

橘玲『シンプルで合理的な人生設計』

橘玲『シンプルで合理的な人生設計』読了。 いつもながらの橘節ですが、いつもながらすぎて目新しさが無い、とも言えます。至極当然のことが述べられているという印象を持ってしまうのは、自分が橘さんの思想に慣れ親しんでいる証左でもあるのですが...
櫻木みわ『コークスが燃えている』 評論

櫻木みわ『コークスが燃えている』

櫻木みわ『コークスが燃えている』読了。 都会で派遣社員として生活する女性の生きづらさがこれでもかと綴られます。派遣社員とは言ってもマスコミの校正の仕事ということで、さほど搾取されているとか人間扱いされていない、とかいう描写が続くわけ...
マイケル・サンデル『実力も運のうち』 評論

マイケル・サンデル『実力も運のうち』

マイケル・サンデル『実力も運のうち』読了。 ベストセラーではあったはずですが、ツイッター上でもそれほど多く感想を目にすることもなかったせいか、しばらく放置しておりました。まあ、自分のTLは、右も左もカバーしているとはいえ偏りがあるの...
橘玲『無理ゲー社会』 評論

橘玲『無理ゲー社会』

橘玲『無理ゲー社会』読了。タイトルがキャッチーで、もはやタイトルオチみたいなところはあります。ベースとなる主張・知見については、これまでの著者の本の読者であれば特に新しく感じるところはありませんが、こういう上手さは、もともと編集者だったと...
レイ・ダリオ『PRINCIPLES』 評論

レイ・ダリオ『PRINCIPLES』

レイ・ダリオの『PRINCIPLES』再読。 定期的に読み返す一冊です。自分もまた、サイズは異なるとはいえ投資家だから、その生き様が参考になる、というのも少しはあります。でも、本書が何度も読み返す対象になっているというのは、逆に言う...
橘玲『スピリチュアルズ』 評論

橘玲『スピリチュアルズ』

橘玲『スピリチュアルズ』読了。 フェイスブックの「いいね」を読み込ませるだけで、その人の人格が顕になってしまうとは、恐ろしい時代です。もちろん本当に怖いのは、それに留まらず、そこで分析された人格をもとに、適切な広告を打たれることで、...
桐野夏生『インドラネット』 評論

桐野夏生『インドラネット』

桐野夏生『インドラネット』読了。 「インドラ」という語は、ムスカが言ったあのセリフ、「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね。」という、例のラピュタのいかづちについての説明でしか知りません。 この作品では、このタイトル...
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