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映画『KAPPEI カッペイ』視聴
ギャグのスピード感が『デトロイト・メタル・シティ』に近いなぁ、と思ったら、原作者が同じ方でした。
違う方の手によって映画化されても、原作のテイストがそうさせるのでしょうか。
『デトロイト・メタル・シティ』は殺害塩化ビニールの猛毒がオリコン3位なのに、カジヒデキがインディーズ止まりで路上で歌を歌っている、というあり得ないパラレルワールドのお話でした。
本作はそれとは逆に、北斗の拳のような世界がやってくると信じていたけど来ませんでした、という現実世界?で右往左往する戦士たちの物語ですね。
「終末の戦士」たちのコスチュームが、それぞれの役者さんの肉体の見せられる部分を強調した作りになっています。
コスチュームが先で役者を選んだのか、役者を決めてからコスチュームを決めたのか、このあたりが気になります。
山本耕史はすぐ脱げる特攻服である一方、小澤征悦は肉体を極力見せなくてすむゴツいコスチュームですからね。
物語は、来るべき終末のときに備えて鍛錬を続けていた「終末の戦士」たちが、もはや終末は来ないと悟った師範によって、日常の街に放り出されるところから始まります。
至ってコミカルですが、1999年7の月を越えてしまってからの終末論者の心の問題というのは、実際はこんなギャグ的な展開では済まないのかもしれません。
途中で、終末が来なかったが故に役立たずとなった自分を受け入れられず、むしろ終末を自分で引き起こそうとしている「終末の戦士」がいるらしい、みたいな展開がありました。
本作ではそのあたりは深掘りせずに、伊藤英明と小澤征悦の恋のバトルに進んでしまいましたが、あれってオウムそのものですよね。
そういった陰謀論的な筋も原作にはあったのかな、という気もしました。
時間の都合か、そういった道には進まずに単に上白石萌歌をめぐる恋バナで締めたので、頭を使わずに楽しめる作品になりました。
でも、映画のみの展開だとは思うのですが、最後に本当に終末が来たら、上白石萌歌も戦士になっていたのはどうなのか、と。
いや、別にあなたは古田新太のもとで修行積んでなかったじゃん、と。
まあ、そんなツッコミも要らないほどバカバカしく楽しむべき一本。
U-NEXT、dTVでも観られます。
コメント
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