映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』

映画『先生!』 評論

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映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』視聴。

僕等がいた』と『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を見たのでアマゾンからオススメされたのだと思います。

同じく三木孝浩監督。2017年の作品とのこと。
僕等がいた』の前篇では高校生だった生田斗真くんが、本作では高校教師です。
時が流れるのは速い。
まあ、個人的に一週間しか視聴間隔が空いていないだけですけどね。
また、比嘉愛未さんも今回は同僚教師として登場しています。

主題歌がスピッツで高校生活モノだし『白線流し』を思い出します。
とはいえ本作は高校生同士のあれこれよりは、教師の斗真くんと生徒の広瀬すずの関係を中心に大体高校2年生から卒業式までのお話です。
それも高2の文化祭の後から卒業式まではすっ飛ばしているので、高2の半年くらいがほとんどでしょうか。

で、飛ばしているのでその間は二人の間に何もなかったことになり、それゆえのハッピーエンド。
教師と生徒の禁断の恋ですが、きれいに終わらせました。

それでも、自分はもはや娘を持つ親として見てしまうので、斗真くんの行動は評価できないのでした。
最後は責任を取った、という形になるのでしょうか。
彼女が卒業後どういう進路を取るのかにも依りますけれども。
その後、また4年間学生生活を送るとか、それも県外の大学に進むとか、そういうことだと関係を続けるのも難しいのかな、なんて。
なにせ、一回り以上違う二人ですからね。

まあ、だとしても父親としては別れろとは言いません。
その間に別れることがあってもまだ娘は20代ですしね。

ところで逆の教師目線でいうと、生徒から告白されるというのはよくあることなので、「魔が差した」としてああいう行動を取ってしまうことはあるのかな、と。
だからといって、当人にそれを言うのは酷ですけれども。

学生時代、予備校講師のバイトをしていましたが、教師というのはそれだけでモテのドーピングをしているようなもの。
どんな人間でも言い寄ってくる生徒はいるんですよね。

同僚のバイト講師に、お世辞にもイケメンとは言えないヤツがいましたが、それでも毎年どこかの学年で1人は発生するのですよ。
「先生!好きです。」と言ってくる子が。

自分の場合はというと、本格的に好意を持ってくれる生徒が大体1クラスに1,2人程度。
そのレベルだと告白までされるケースが学年に1件くらいになるでしょうか。

誰もが認めるイケメンであれば、1クラスに1件は告白が発生するようになるのでしょうから、それに比べるとモテ度は低いわけです。
ドーピングしててもです。
(そういえば『僕等がいた』の矢野元晴(生田斗真)はクラスの3分の2は恋に落ちるという設定でした)

自分はブサメンではないけど取り立ててイケメンでもない、というのをそこで知るわけですね。
ええ。身の程を知りました。
加えて、ブサメンでも出会いというか接触人数を増やしていけば、好意を持ってくれる人は一定の確率で現れるということに気づいたことで、あまり恋愛に過度の幻想も抱かなくなったのでした。

まあ、そういう経験を経たオトナには向かない映画ではあります。
高校生を演じる広瀬すずを眺めて楽しむ一本。

U-NEXTHuludTVでも観られます。

三木孝浩作品

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