評論

燃え殻『これはただの夏』 評論

燃え殻『これはただの夏』

燃え殻『これはただの夏』読了。 一冊目から三冊目まで、本ブログでレビューをさせていただいた燃え殻さんの最新作。今回は、小説としては二作目。SPAでの連載コラムをまとめたエッセイでも、本作を書くのに苦労している様子が度々報告され、一時...
黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』 評論

黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』

黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』読了。 パンゲア&カンパニーという架空の空売りファンドを舞台にした本はこれで3冊めだそうですが、初めて読みました。好評だから続いているのでしょうけれども、過去2冊も基本的な話の流れが同じだとす...
上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』 評論

上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』

上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』読了。 往復書簡と言いつつ、どこか公開説教に近いような趣きも。もちろん、「往復」書簡なので一方的なものではないのですが。母になることのなかった上野女史が、我が子に語るように鈴木女史を諭...
万城目学『ヒトコブラクダ層ぜっと』 評論

万城目学『ヒトコブラクダ層ぜっと』

万城目学『ヒトコブラクダ層ぜっと』読了。 相変わらずの万城目ワールドです。タイトルのわけの分からなさはいつものことで、おつきあいするしかありませんね。そもそも『鴨川ホルモー』だってなんのことやらでしたし、唯一まともそうだった『プリン...
中川コージ『巨大中国を動かす紅い方程式』 評論

中川コージ『巨大中国を動かす紅い方程式』

中川コージ『巨大中国を動かす紅い方程式』読了。 著者を初めて見たのはYouTubeです。松田学チャンネルとかチャンネルくららとか、そのあたりだと思います。というか、よく考えたら今でもYouTube以外で動く姿を見たことは無いような・...
三田紀房『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』 評論

三田紀房『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』

三田紀房『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』読了。kindleunlimitedでポチりました。 無理な受注をしたがために締切に追われ徹夜続き、労働環境が悪いためスタッフの定着率が悪く、仕事を教えてもすぐに辞めてしまうから全体の生...
新井和宏『あたらしいお金の教科書』 評論

新井和宏『あたらしいお金の教科書』

新井和宏『あたらしいお金の教科書』読了。 漢字にはすべてふりがなが振ってあるので、子ども向けかと思いましたが、もう少し上の中高生くらいを対象にした本かもしれません。鎌倉投信の創業者である新井さんの著書です。新井さんの本を読むのは初め...
真山仁『ロッキード』 評論

真山仁『ロッキード』

真山仁『ロッキード』読了。 作家真山仁さんの初のノンフィクションという触れ込み。最近よく見るロッキードものに一つ追加されただけじゃないか、的なレビューもありましたが、そもそも、本書の契機となった文春での連載が2016年開始なので、逆...
『ヴェノナ』 評論

『ヴェノナ』

ジョン・アール・ヘインズ『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』読了。 ヴェノナ・プロジェクトとは、第二次大戦中から冷戦期に至るまで、アメリカ政府に入り込んでいたソ連のスパイについて、彼らの暗号電文を解読すべく、アメリカ政府が...
吉川トリコ『余命一年、男をかう』 評論

吉川トリコ『余命一年、男をかう』

吉川トリコ『余命一年、男をかう』読了。 「小説現代」の2021年7月号に掲載された作品とのこと。章立てとしては、Ⅰ、Ⅱ、エピローグ、の3つ。「Ⅰ」と「エピローグ」が女性(片倉唯)側から、「Ⅱ」が男性(瀬名吉高)側からの視点で書かれて...
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