江越 渡邉諒 恩返し

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さて先週のファイターズは２勝４敗。
借金の数は２つ増えて６。
交流戦だけを見ると、前週の４勝２敗をひっくり返した形で勝率は五分。
広島相手に３タテ食らったのが痛かったですね。

ただ、勝った試合も負けた試合も紙一重の展開でした。
紙一重になってしまっているのは、計算できる中継ぎのコマ数が足りないことが主因でしょうけれども、その割にはよくやっているという見方も。
思いの外先発が保っているというか、大崩れしないですよね。
上原なんてすぐ炎上すると思ってました。アハハ。

先発が保っている間に一本出ればなんとかなる、という試合が多く、まあ、そんなに出ないから苦労しているわけですが…。
でも、選手たちはそれを勝ち筋として見ているようですね。
実際、広島相手に連敗が続いていた中でも、選手たちはチームの雰囲気は悪くなかったと口にしておりました。
ファンからするとあと一本が出ないストレスフルな展開であっても、ベンチにいる選手たちからすると勝ち試合に持ち込めるまでじっと耐えている、という感覚なのでしょう。
耐えて耐えて、最後に一本が出た試合もあれば、出なかった試合もある、と。
賽の目を振って、表が多く出たのが前週なら裏が多く出てしまったのが先週ということですね。

そんななか週の後半の３連戦は、ファイターズは江越、タイガースは渡邉諒がそれぞれ古巣に恩返しをしたシリーズでした。
とはいえ11（日）に関しては１－０。
渡邉諒も幾度となくチャンスで打席が回ってきましたが、結局結果を出したのは最初の１打席だけですからね。
ヒーローインタビューも、晴れやかな表情というわけではなかったのが印象的でした。
いや、渡邉諒はいつもあんな感じだったでしょうか。

一方、やらかしが遠因となってチームを去った渡邉諒に続きそうなのが清水優心。
インプレー中にミットを外して３人めの帰還も許してしまったことで、監督のみならず山田コーチの逆鱗に触れ、翌日にはロドリゲスとともに鎌ヶ谷送りになっていましたが、あの場面、気を抜いたというより主審と激突した２塁からの走者を心配していたような感じですね。
まさに優しい心。でも、ミットもない。

今週からは清宮と石井一成が合流するとのこと。
代わりに奈良間・福田が抹消のようですが、奈良間は自身でも納得できていることでしょう。
11（日）の最後の場面でも代打を送られることなく勝負させてもらえたのは大きな経験になっているはず。
もう一回り大きくなって帰ってきてほしいところ。

メンツは予想した通り。
順番は少し入れ替えて、加藤を中５日、上沢を中７日という運用でした。

今週も多少順番の入れ替えはあるかと思いますが、先発６人は不変と見ています。
問題は、週前半の横浜での試合。
中止にならずに消化できるのかどうかですね。
そして中止となった場合のその後のローテーションの組み方も。
まあ、横浜・名古屋といずれもセ・リーグ開催なので、上原はどこで投げさせても二刀流になりますが。

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