評論

佐藤優『本は3冊同時に読みなさい』 評論

佐藤優『本は3冊同時に読みなさい』

佐藤優『本は3冊同時に読みなさい』を読む。 タイトルの付け方が、少し前に流行ったビジネス書の定型みたいな感あり。「また佐藤氏が読書術の本を書いたんだな」という思いで手に取ってはいけません。読書術についての話は、数ページ。あとは、ひた...
東浩紀『ゲンロン戦記』 評論

東浩紀『ゲンロン戦記』

東浩紀の『ゲンロン戦記』を読む。 昔は痩せていた東浩紀。一部ではアイドル的な人気があったように記憶しています。 でも、太ったせいなのか、SNSのせいなのか、イジったら面白い人みたいな扱いに。「あずまん」という愛称も、なんとなく...
『100分de名著 ディスタンクシオン』 評論

『100分de名著 ディスタンクシオン』

岸政彦『ブルデュー『ディスタンクシオン』2020年12月(NHK100分de名著)』を読む。 岸先生も、学生時代に『ディスタンクシオン』を貪るように読んだらしい。その行動こそが、成り上がり組の社会学徒あるあるというかハビトゥスっぽい...
『MORE from LESS 資本主義は脱物質化する』 評論

『MORE from LESS 資本主義は脱物質化する』

アンドリュー・マカフィーの『MORE from LESS(モア・フロム・レス)資本主義は脱物質化する』を読了。 なんとなく直感で感じていたことに裏付けを得られたような感。人間はこのままの暮らしを続けていいんだ、とか、このままやりたい...
姫野カオルコ『青春とは、』 評論

姫野カオルコ『青春とは、』

姫野カオルコ『青春とは、』読了。 主人公の設定として、1958年という生まれ年だったり、滋賀県という出身地であったり、ある程度著者ご本人の思い出を下敷きにはしているのかな、というところもあるものの、さすがに作り話だろうという出来すぎ...
『100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。』 評論

『100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。』

『100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。 ビスコをめぐるあたたかで小さな物語 』読了。 主人公はワニではなく普通のサラリーマン。100日目に死ぬわけでもありません。 電通が絡んでいるわけで...
『最も賢い億万長者』 評論

『最も賢い億万長者』

グレゴリー・ザッカーマンの『最も賢い億万長者』を読む。 ルネサンス・テクノロジーズの歴史を創業者シモンズの伝記的なものを中心に書いたもの。あまり情報が出てこないルネサンスのことを書いた本なので手が伸びたわけですが、当然この本の上下巻...
アフターコロナ 株 評論

アフターコロナ 株

吉田繁治著『アフターコロナ 次世代の投資戦略』を読む。8月の出版だが執筆は6月時点。一部内容が既に古くなってしまっているところもあり、わずか半年程度のことなのにと、この一年の激動ぶりが伺い知れる。2020年という年を、後の世はどう振り返る...
木下昌規著 足利義晴 評論

木下昌規著 足利義晴

木下昌規著『足利義晴と畿内動乱』を読む。義晴というマイナーな将軍を扱った書だが、著者の関心の中ではマイナーどころか室町幕府の中でもかなり大きい存在であるようで、冒頭から今年の大河ドラマで三好長慶・足利義輝・足利義昭・細川晴元といった面々が...
若林正恭 文庫 カバーニャ 評論

若林正恭 文庫 カバーニャ

若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読む。いやなんとなく、タイトルの文字の並びが「伽藍とバザール」みたいな感じがして。でも、それより長いし、ちゃんと比較対象はどちらも犬だから、それとは違うんだけど。ていうかよくよく読めば...
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