Amazonプライム・ビデオで映画『記憶屋 あなたを忘れない』視聴。
ホラー小説で賞を取った作品の映画化とのこと。
とはいえ序盤で「記憶屋」が誰なのかはうっすらわかってしまうという・・・。
原作もそんな感じなのでしょうか。
気になったのが主人公たちが広島出身だということ。
そして、広島出身の芳根京子も田中泯さんも特別な能力がある、という設定について。
原作者の方が、広島にゆかりのある方なのかどうかは知りませんが、少し引っかかるんですよね。
まったくもって個人的なことなのですが。
昔、お付き合いしていた女性で、ものすごく勘の鋭いというか霊感の強い子がいたのですね。
で、その子は、祖母が広島のとある神社で巫女さんをしていたという話でした。
その子自身はホークスをこよなく愛する博多の子でしたが、とにかく鋭いので、何も悪さはできませんでした。
いや、それはさておき。
まあ、そんなこともあってか、自分の長期出張なども重なり、お別れしたのですが、それはそれ。
ただ、一年後くらいに、街でばったり出会ったのです。
互いのオフィスも離れているし、ランチを摂る時間帯も本来なら違うはずなのですが、なぜか昼になってランチのために道を歩いていたら向こうから彼女が歩いてきたのですよ。
で、そのとき、「昨日あなたの夢を見たから、今日会うかなとは思った。」とか言うのです。
つくづく怖かったですね。
その日はその流れでランチに行って近況を話したりなんかして。
その後も、ちょくちょく連絡が来たりしましたが、でも、どうも二人で会う予定を作ろうとすると、ことごとく流れるんですね。
不可抗力的なイベントで。
お互い避けているとかでなく。
ああいう経験というのはあとにもさきにもありませんが。
まあ、それがおばあちゃんが広島の巫女さんだったという子。
なんでも以前は「職を引き継がないか?」という打診もあったのだとか。
話がズレました。
映画『記憶屋』の話でした。
すぐに鍵となるパーソンがわかってしまうほどに、ホラーとしては成立していないのですが、誰にも消したい記憶というものはあります。
それらは忘れたほうが良いのか、それともなにか違う形で消化・昇華したほうが良いのかは、人・内容にもよりますよね。
本作は「記憶屋」という職業の人が、特定の記憶を消してくれる、という形での対処でしたが、カウンセラーとかヒーラーとかいう職業の人のやっていることというのも、役割としては同じものではないでしょうか。
本作での記憶屋さんは、あまりに多くの人の記憶を消してあげたことで、それらが自分の中に溜まっていき、頭の中が「もうぐちゃぐちゃや」とこぼしていますが、実際のところ、カウンセラーさんとかはどうなのでしょうね。
相談者の人生を自分ごととして引き受けてしまい、自身に変調をきたしてしまうような人は、向いてない、ということなのかもしれませんが。
昔、通っていた整体師の人が、ヒーリング的なものに関心もあったようで、よくそういったセミナーにも足繁く通っていました。
彼いわく、そういう波動的なものは自分が吸い取るというよりは、自分を通して、地下に逃しているだけなので、自分は別にそれで重くなるようなことはない、ということでした。
そのときは、私もさほど関心がなかったこともあり、わかったようなわからないような、で曖昧に話を終えたのですが、それが本当かどうかは別として、そういうことにしておく、というのは案外大事なことなのかもしれないな、と感じました。
ちなみにその彼とは、彼の整体院が整体よりもヒーリング的な要素を強めて料金も高めになってから、疎遠になりました・・・。
ええ、ビジネス的には彼は正しいです。
dTV、U-NEXT、Huluでも観られます。