さて、ワールドカップアジア最終予選の2戦目。
カタールでの中国戦。
中立地ですが、一応アウェイ扱いなのですね。
で、アウェイ戦は放送はDAZNのみ、ということで今回はテレビとDAZNとどちらを選ぶか、と悩むこともなくそちらで観戦。
解説は岡田さんと憲剛で、比較的落ち着いた物言いでしたね。
岡田さんは前回の試合もあんな感じだったのでしょうか。
なんか無理やり褒めてる感はありましたけれども。
とはいえ、よく聞くと「オマーン戦よりは状態は良いですね。」以上のことは言っておらず、まあ、それ以外に褒められる内容は無かった、ということの裏返しなのかもしれません。
故淀川長治氏の映画解説みたいな。
確かに岡田さんの言うように、気持ちの面も含め全体的に選手のコンディションは上がっているような感はありましたが、オマーン戦以上に個々人がなんとかしようとして、展開としてはよりカオスになっていたような。
先制点の場面こそ、伊東純也が右サイドを突破してからのクロスでしたが、伊東純也がなぜか中に入り込む場面が多くなかったですか?
それを受けて久保が右に流れるのも含めて、あれがチーム内での約束事でのことだったら良いのでしょうけどね。
かぶらないように久保が動いた結果でしかないような気がするんですよねー。
選手間での対話を受けて、ということならまだありえそうですが、少なくとも森保さんが指示した結果には見えません。
左サイドも古橋が抜け出るよりも長友のオーバーラップが優先される感じで、それもそのオーバーラップからクロスがあがるならまだしも、相手も5バックで固めているので、そこに単純に蹴り込むのは躊躇するのか、少し戻したりこねくり回したりしてから、結局ロングシュートをふかしておしまい、とかいうのが散見されたり。
なんかセルティックでの数試合を見て感じた古橋と別人のような。
ポステコグルーに古橋の使い方を聞いてきたほうが良いのかもしれません。
じゃあ、真ん中はどうかというと、柴崎は相変わらず密集地帯に強めのパスを蹴り込むのですが、その危なっかしさも含めて、以前なら感じたときめきが、あんまり感じられないのですね。
それで局面が変わったシーンを殆ど見てないことを、経験的に悟ってしまったからかもしれません。
点差からするとわずか1点差ですし、何が起きてもおかしくはないのがアジアでの闘い。
岡田さんは試合後に、後半はドキドキしたとか言っていましたが、でも、そういう興奮も実は感じなかったのでした。
前半に大迫が1点入れた時点で、ツイッターでは「もう寝る。」とか「撤収」とかいう書き込みが見られましたが、まあ、それで良かったのかも知れません。
古橋が後半早々にリタイアたときに、代わりに入るのが原口ということで何故か落胆するツイッター民に対しては、多分真面目な大会での原口の強さを忘れているのではないか、と反論したくなりましたけれども。
いや、ベルギー戦は右サイドだったから、長友とは縦で被ってはなかったですけど。
なにはともあれ、これで勝ち点としては全勝のオージー・サウジに次いでのグループ3番め。
来月はその2カ国との試合ですね。
一つ一つこなしていくしかありません。
森保さんの指導力については、ますます首を傾げてしまう今日このごろですが、彼をクビにしたところで、協会がジャパンズウェイな以上、海外から招聘することはもう無いのだから、もっとひどい人選になるだけでしょう。
まあ、だったら選手たちの自主的なコミュニケーションの発露に期待して、来月を待ちたいと思います。