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燃え殻『夢に迷って、タクシーを呼んだ』読了。
今回もまたエッセイでした。
小説はいつ完成するのかなー、なんて思いますが、気長に待ちましょう。
今回の本は『すべて忘れてしまうから』の完結編という位置づけですが、なんのことはない、SPAの連載が終了したので、前著収録以降の分をまとめて一冊にしました、ということですね。
で、直接のきっかけ、事件のことを生々しくは書いていませんが、何らかの事情があって連載をやめることになったことも、連載のネタにしているという。
ただ、それに至るまでも、ネタ探しに四苦八苦している様子が、その過程も含めて文章になっていて、結構読んでる方も辛くなるところもあるので、連載が終わったのだということを知り、どことなくほっとしている読者としての自分もいる、という・・・。
なんともよくわからない感情を呼び起こす本です。
しかし、前著ではコロナ不況を受け、本職を休職したとあるのに、引き続きなんとなく仕事をしていたり、相変わらず行き詰まると安ホテルに籠もり続けたり、時間にしろ懐にしろ、資源の使い方を決定的に間違えていると思うのですが、そこも含めて氏の魅力なのでしょう。
少し休んで、小説の執筆に精を出してほしいと感じた一冊。
それにしても、爪切男氏と交流があるというのは、まったく違和感がない。
彼が著者のカウンセラー的な位置づけになっているのがまたなんとも言えずいい関係だなぁ、と。
爪切男氏のファンからクレームを受けることが多いそうですが、どちらかというとそれは女性のファン層なのかな、と。
病院の待ち時間など使いつつ、2時間もかからずに読み終えました。

