さて、ファイターズの2022年シーズンが終わりました。
ビッグボス1年目は通期で59勝81敗3分。
借金は22でのシーズン終了です。
ビッグボス改め新庄剛志監督の心はすでに秋季キャンプとフェニックス・リーグに飛んでいるようですね。
なにせ昨日(2(日))の最終戦の采配は、近藤と松本剛に任せたくらいなので…。
でも、フェニックス参加の理由が他球団の選手を見るため、というのがなんとも。
現役ドラフトを睨んでの動きとも言われていますが、どうでしょうかね。
現役ドラフトのリストに載るような選手が、秋季リーグに参加する若手の中からも多く出てくるのかどうか、ちょっと疑問もあります。
蓋を開けてみたら、ノンテンダー以上FA未満の選手ばかりがリストアップされて、誰を獲ったところで各チームともそんなに戦力アップは期待できない、みたいなことになったりしませんか?
今後数年かけて制度は修正されていくのでしょうが、どういう位置づけのシステムになるのかについては、チームを動く選手の年俸がこれまでと比べて増えるのかどうか、そのあたりでだいたい判断はできそうです。
それに、全球団が1人指名し、1人が獲得された時点で終了、ということなので、戦力の追加という意味では、現行の制度ならそんなに大掛かりなものにはならないでしょうか。
むしろファイターズの場合、現役ドラフトの前に切られる選手が複数出てきそうな感じはありますよね。
今季をトライアウトと位置付け、実際にほぼすべての選手を1軍で起用したわけですからね。
誰がどうというのは避けますが、選手に取ってみても納得のいく形であってほしいところ。
問題は各人が実力を発揮できる運用だったかどうかですが。
投手に関しては、開幕カードでのショートスターターであったり、その後の先発投手は中4日で回したい発言とか、そういう無茶な運用はシーズン途中からは影を潜めてきましたが、勝ち継投と負け継投を分けない中継ぎ・抑え運用は最後まで変わらず。
結果的にブルペン陣のスタミナを無駄に奪っていた感はあります。
堀とか井口とか、最後にぶっ壊れ気味だったのは、そういうところもあるのかな、と。
逆に北山のように途中ファームに落とされることもなく干されたことで、最後また盛り返してきたようなパターンもありましたが。
結局今季最後のマウンドも北山。
というか前週のスネ直撃弾は大丈夫だったんでしょうか。
いずれにせよ、今季は北山に始まり北山に終わったことに。
ドラフト順位に関係なく公平に見ている監督であることは事実でした。
野手に関しては、シーズン終盤になって打率.220が先発ボーダーであることを掲げましたが、改めて考えると結構低いハードルでしたよね…。
でも、それに向けて清宮・万波だけでなく中島卓也も猛チャージ。
空回りした万波は抹消されちゃいましたが、消化試合でもこちらが楽しめる材料となりました。
清宮は、別途HR20本を課されたことで力んだのか最終日の3-0で.219でしたが、中島卓也は最後の1打席で三塁打を放ったことで.223。
まあ、規定打席にはまったく到達してないわけですけどね。
○投手運用
・事前予想
26(月) | 加藤 | 中6日 |
27(火) | 上沢 | 中6日 |
28(水) | 上原 | 中9日 |
29(木) | ||
30(金) | ||
01(土) | ||
02(日) | 金子 | 中6日 |
・結果
26(月) | 加藤 | 中6日 |
27(火) | 鈴木健矢 | 中12日 |
28(水) | 上沢 | 中7日 |
29(木) | ||
30(金) | ||
01(土) | ||
02(日) | 根本 | 中8日 |
今季最後の先発予想でした。
あまりロジカルには予想できない最終週ではありましたが、メンツとしては上原・金子がハズレ。
代わりは鈴木健矢・根本でした。
言われてみれば納得の、最後まで来季に向けての起用でしたね。
てっきり鈴木健矢は15(木)の抹消で今季終了と思っていましたが、27(火)の先発だけでなく、昨日(2(日))には中継ぎでも登板。
これは、来季も先発・中継ぎの大車輪で行け、ということなのでしょうか。