今年も解雇のシーズンになりました。
ファイターズの第一弾は白村と黒羽根でしたが、今日は黒羽根について振り返ってみます。
黒羽根の運用に関しては、少しかわいそうなことをしたと思います。
その場しのぎで横浜から貰ってきた捕手だけに、鶴岡・實松が戻ってきたあたりで、どこかに出してやれれば良かったですね。
そういう意味では、けが人続出で捕手崩壊状態だったホークスに、請われて転出した市川は運が良かったのでしょう。
あのときは、だったらなんでホークスは鶴岡を切ったんだ?とは思いましたが、複数人怪我が出ちゃうととたんに回らなくなるものなのですね。
思えば2017年、一軍捕手は、送球イップス大野・腰痛持ち市川・高卒3年目清水の三人しかおらず、どれも正捕手とは言い難い状況が続いており。
また、投手陣には、ファイターズ的には許容できない、年俸9000万の二軍ぐらしというエスコバーがおり。
捕手運用としては、有原専属だった市川の日を除くと、無理して清水を使って成長を促していたものの、どうもうまくいかない、みたいな状況下、球団としてはFA権を持っている大野に自発的に出ていってもらうべく、外堀を埋める戦略もあったのでしょう。
エスコバーとの交換トレードの報を聞いたときは、フロントよくやった、と思いましたけど。
使いみちの無さそうな9000万の選手を売って、2000万の選手を買ったわけですから。
能力的なことは、もちろんよく知りませんでしたが、多分白井コーチがベイスターズ時代に把握しているから大丈夫だろう、という感触込みでの印象・評価でした。
あの年は、イマイチ育たない清水を下に落とすときの入れ替えで上がったりして、まあ最初から都合の良い使われ方だったわけですが、途中、なんとなく上原専属みたいな感じになったりもしたり。
年の最後、白井コーチの退任時には、胴上げの輪の真ん中にいて、多分、ベイスターズでくすぶっていた自分を引き上げてくれた白井コーチへの感謝の念は、人一倍強かったんだろうな、と。
それでも、鶴岡・實松がそれぞれ一軍・二軍コーチ兼任で戻ってくると、育てるほどの若さでもないし、ファームの試合を回すための要員、みたいな扱いになり。
近年ではこちらも、キャンプのときの金子の専属キャッチャーでしか見てないや、的な印象でした。
まあ、黒羽根にそういう使われ方をさせてまで鍛えた清水が無事育ったのか、というとまっったくそんなことは無いのが悲しいですね。
ファイターズみたいな、予算が少ないゆえのピンポイント育成は、2,3人成長曲線の目算がずれると、目も当てられない状況になります。
消化試合とはいえ、田宮ゆあ君もそれなりに上でやれてるし、ドラフトで大学生古川も獲ったし、いよいよ居場所が無い、ということでしょう。
今となっては、アナウンサーといまいち噛み合ってなかったヒーローインタビューが唯一の見せ場だったのか、と。
いや、申し訳ない。