UHA味覚糖の『リボンナポリングミ』を買いました。
道民のソウルドリンクらしい「リボンナポリン」のグミ、ということですね。
言うほどそんなソウルドリンクか?なんて言う気もしますが、セイコーマートのドリンク棚に載っているリボンナポリンはたしかに絵になりますね。
札幌に行ったとき、たまには飲んでみようか、という気分になることはあります。
まあ、北海道限定というか、外に攻めていかないだけだろう、という気はしないでもありませんが、あれを作っているポッカサッポロというのは、結構おっとりした会社だな、という印象を持っています。
ポッカサッポロというか、合併前のサッポロ飲料の印象ですけれども。
昔、札幌にも物件を持っていたことがありました。
そのころは、自販機設置による消費税還付スキームというのが流行っていて、新規法人で物件を買ってはその一画に自販機を置く、というのを何度かやりました。
その物件でもトライしてみようということになり、いろいろなベンダーさんに声をかけたのですね。
内地ではないので、初めてお声掛けする業者さんもいたわけですが、サッポロもそのうちの一つでした。
消費税還付スキームは、期中のトータルの売上に対する課税売上の割合が肝。
極論を言うと、家賃を発生させず、自販機売上だけがある期を作り、その間に物件を購入してしまうのが一番効果的、ということになっていました。
なので、新設法人で物件を購入し、決算月を調整して、その期末に家賃の日割り計算は行わない売買契約にして物件を押し込みつつ、自販機で売上も立てる、みたいなのが良しとされていたのですね。
今は、そんな単純なスキームでは否認されますけれども。
いずれにせよ当然に、物件の決済がある日に設置してもらえるのがベストなわけです。
なので、問い合わせをした中で反応が返ってきた業者さんから、諸条件を聞きつつ選定を進めたわけですが、サッポロさんだけ、まったく音沙汰がない。
まあ、他で決めたので別に良いのですが、どうしたものかな、なんて思っていたのですが、物件の引き渡しも終わり、自販機の設置も完了し、課税売上も上がり、(実際に個人としての自分と売り主仲介の担当と買い主仲介の担当とがそれぞれ一本ずつ買った)これで一件落着だ、となっていたころ、やおらサッポロからコンタクトがあったのでした。
問い合わせをしてから数週間後ですね・・・。
「サッポロ飲料の○○と申します。」
「え?」
「自販機設置の件で、お問い合わせをいただいておりまして。」
「ええ?」
「ぜひとも検討させていただきたいと思いまして」
「えええ?もうほかで進めちゃいましたよ。」
「え?」
みたいな間抜けなやり取りをさせていただいたことがありました。
悪い人じゃ無さそうでしたけどね。
どうしてこうなった?という。
札幌で実際にお世話になった業者の担当さんも、それなりにのんびりと仕事をする方でしたが、そこまでひどくはなかったです。
で、サッポロ飲料はポッカと合併したわけですが、お世話になったその業者さんは、のんびりがたたったのか、後年コカ・コーラに買収されちゃいました。
担当のお兄さんからは、「クビにはなってないものの、結構大変です」、みたいな愚痴をメールのやり取りの中で聞きましたが、逆に社外メールでそんなこと書けるくらいには緩いままなんじゃん?と思ったりもしたものです。
まあ、どういう形であれ、ご当地商品があると、のんびりしながら商売できて良いですよね。
話がだいぶずれましたが、そんなドリンクのグミです。
味も、結構再現できています。
炭酸のシュワ感はまったくありませんが。
それでも、道民ならずとも、美味しく楽しめましたぞ、と。