さて、本日は近所の神社の春の祭礼。
午前中は子どもたちが獅子舞行列に参加してきました。
祭礼は神社の管轄ですが、獅子舞は子供会。
このあたりの線引はよくわかりませんが、祭礼関連のイベントは子供会としてはコロナ後初、四年ぶりの開催です。
そういえば前回もすれ違う選挙カーと音量を張り合ってたなぁ、なんてことを思いながらカメラを回していました。
ただ、四年ぶりともなると勝手がわからなくなっていることが多々。
各イベントごと微妙に管轄が違うということもありますが、子供会や町内会の各方面に訊ねてみてもよくわからないという返答が多いのです。
まあ、一年ごとに幹事が変わる会で四年も経ってしまえば、文書化されていないノウハウだの慣例だのはすっ飛んでしまいます。
文化・慣習などというものは容易に消え去るものなのですね。
うちの子どもも、もう上級生だということで今回の獅子舞行列では、時折獅子頭をやらされていましたが、獅子の動かし方などわかっているはずもなく。
今朝、YouTubeでいくつか動画を見繕って事前予習はさせておいたものの、やはりぎこちない。
映像であがっているものなんてメジャーなものがほとんどだし、横浜中華街の本格的なものなど見ても、あまり参考にはならなかったようで…。
こういうのも毎年開催され、それに小さい頃から参加しているとかいう話であれば少し勝手も違うのでしょうけれども、文化の断絶はそこかしこに発生しております。
また、我々の連ではさほど行儀の悪い行いは見られなかったものの、他の連では獅子頭の子が、獅子の口で受け取ったご祝儀を自分の懐に入れようとしたりする事案が発生するなど、ある意味これも時間の空白のなせるものなのかもしれません。
言われてみれば、「なぜ自分が受け取ったご祝儀を自分のものにしてはいけないのか。なぜ子供会の収入になるのか。」というのを、その場で説得するのは難しいといえば難しいですけれども。
こんなところでもコロナが変えた日常というのはあるものです。
午後には神輿の練り歩きや祭壇の上から宮司や地元の有力者が餅を撒く「餅投げ」というイベントがあります。
地域のイベントということで国会議員も来たりしますが、自分の支援者に餅を撒くのは買収にはならないのか?とか細かいツッコミはあるものの、神事ではあっても餅が手に入るという即物的なところもあってか、大変に盛り上がる。
これも雨天の場合はどうするのか、と神社に訊ねたら「雨が降ったことはない」というよくわからない返答…。
いや、昨日のJの試合はどこ見ても大雨だったですやん、とか思うわけですけれども、確かに今朝起きたら晴天…。
神の国ですねぇ(小並感
実際問題としては「餅が腐るから延期はできない。」というだけのようですけれども。
なお、餅を巡って流血事故が発生することもあり、現場はとても物騒。
というわけで今年から子どもの部と大人の部を分けるという英断がありました。
裏には最近一番偉い宮司が高齢で引退したので慣例の変更をしやすかったということがあったようです。
どこも伝統と老害は紙一重ですね。あはは。