さて、近藤健介の去就はいよいよ大詰めでしょうか。
昨日(11/21)、西武入りが一部報道で出たので確定かな、と思いきや、今日になってソフトバンクと「極秘会談」を行っていたとの報道。
報道がある時点で「極秘」じゃないと思うのですが…。
ソフトバンクと会ったのは昨日ということなので、もしかしたら一番最初に手を上げてくれたので、礼儀としても、一応会ってお断りの連絡をした、とかかもしれませんけれども。
会談の場には監督、フロントの人に並んで長谷川勇也も同席ということで話題になっておりましたね。
近藤本人も尊敬しているということですが、ちょっとタイプが違うような気もします。
まあ、それを言ったら、昨日の西武入り報道の際の松井稼頭央に憧れて、みたいなのも眉唾ですけれどもね。
だったら、同日の吉井さんの「ロッテに来て欲しい」コメントのほうが記事としては誠実です。
いずれにせよ、残留の線は無さそうですが、それはそれとして受け入れるしかないのでしょう。
もし西武入りとなれば、近藤・森・伏見での三角トレード成立という意見を見ました。
完全にフロント主導となるトレードではなく、FAでの各人の選択の結果でこういう動きになるところに面白みを感じます。
同時期にFA権を取得する他の面々の動きを見ながら本人たちが連鎖的に動いていったわけですが、果たして当事者間は連絡を取っているのでしょうか。
伏見もFA権を持っている年で良かった。
そうでないと、いつぞやの谷繁・中村事件みたいなことにもなりかねないところ。
それくらい捕手の異動というのはデリケートです。
とはいえ、森・伏見はキャッチャー枠での異動ですが、近藤はどうなんですかね。
西武に行ったら、DHでの栗山との併用か、外野のガイジンのところを近藤にあてがうか、そんなところでしょうか。
でも、栗山も左だしなぁ、みたいな。
守備から見たときの近藤の使い勝手の悪さはどこに行ってもついて回りますね。
これはファイターズの育成の失敗ではあります。
捕手での出場がほとんどなくなってからも、フロントの意向なのか、栗山(監督)さんは「自分の中ではキャッチャー」と言い続けて場所を固定しなかったですからね。
サードでの出場が増えたと思ったら、翌年にはレアードを獲得して、またポジション決めが振り出しに戻ったり。
西武が森を、多少難があっても主戦捕手に据えたのとは裏腹に、ファイターズは近藤の扱いを最後まで決めきれなかった感はあります。
捕手に関しては、途中清水を据えようとしたシーズンがしばらくありましたが、彼も結局伸びず。
稲葉GMも今季に関しては、合格は宇佐見のみという意見。
結局伏見を取ることで帳尻を合わせるしかなくなりました。
見込んだ選手が想定通り育ってくれないと、緊縮球団はすぐに詰んでしまう。
そんな典型を見続けたここ数年でした。
結局FAで選手を取ることになるなら、もう少し育成の幅を広げた方が良い。
それを身に沁みて感じたからこその昨今のドラフトでの動きだろうと思います。
果たして、永遠の若手球団から脱皮する日は来るでしょうか。