五輪野球、結局初戦から見入ってしまいました。
いつもはそんなに侍の試合って見ないんですけど、ちょっと野球観戦に飢えてましたかね。
夏なのに野球が無い、というのは少し不自然な感じがあるというか。
エキシビジョンマッチとやらも、広島での開催なのでDAZNでやってくれなかったですからねぇ。
ところで、各チームの前評判とか実力とかどうなんでしょうか。
なんだかんだ言って6チームなので、シードとかいう概念も不要で、試合の組み方も無理矢理感あふれる感じになってますが・・・。
野球の場合、フル代表という概念は元からないし、メジャーの選手は出ないわけですから、その都度選ばれた選手でチームの実力を見るボトムアップのほうが良さそうです。
6チームですしね。
それにトップダウンだと、国の実力というか選手層というか、そういった漠としたランキングみたいなものから、そのうちどれくらいがメジャーに抜けているのかの変数で大体のところを探らないといけない、というので結構めんどいですね。
アメリカのマイナーリーグまでフォローしている人とか、そんなにいないような。
その点、サッカーだと、欧州の各国の下部リーグまでカバーしている相当なオタクレベルの人がかなりの数いらっしゃるので、今回の五輪代表も、「○○が来てない」「△△が来てない」「オーバーエイジで□□が来ているから怖い」みたいなところで意外と分かったりして。
そういう意味でも観戦者の深みでは野球よりサッカーのほうが上な時代なのかもしれませんね。
ま、いずれにせよ、そういうときはベッティングサイトで確かめるのがよろしい。
ということで「bet365」のサイトを覗いてみました。
すでに日本対ドミニカの結果の出た後なので、ドミニカが不当に下がっている感はありますが、優勝確率の高い順でいうと、
日本・アメリカ・韓国・メキシコ・ドミニカ・イスラエルの順。
まあ、そうは言っても、アテネのときのウィリアムスみたいに、ひとりに神がかったピッチングされたり、川上憲伸多投の謎采配とかあったりすると、そんな予想も簡単に覆るわけで。
それでも、このランク付けにはさほど違和感はないので、目安をなんとなく反映しているような。
昔、『ナンバー』でロス五輪の金のときを振り返る記事があったのですが、参加した選手だったかコーチだったかのコメントで、それまで世界大会というものがなかったので、自分たちの実力がわからなかった、という話がありました。
結果的にあそこで金を取ったことで、「(メジャーを除けば)オレたちナンバーワン」みたいな自意識が日本人の中で出来上がったのかな、なんて思いますよね。
あのときはキューバは不出場なんですけど。
で、そんな予想談義は置いておいて、昨日の試合。
ドミニカは強い部類だと思うのですが、先発も四番も、巨人もしくは元巨人だそうで・・・。
なんとなくいけんじゃね?みたいに見てました。
試合自体は、菅野から山本由伸への見事な継投が・・・、って違いましたね。
はい。すみません。
よく週刊誌もこういうところめがけてブッ込んできましたね。
そうでもなけりゃオリックスの投手なんてネタになりませんよ?
途中、継投の失敗とか、サードコーチャーのミスとかありましたけど、一番印象的だったのは、最終回ですよね。
サードまで進んだ近藤に代走源田を送り込んで、バッターの甲斐はそのまま、って、その時点で、「これもうスクイズやる気満々だよね?」という。
日本の野球界を知っている人間がいたら、絶対やらせないように策を繰り出すと思うのですが、一回失敗してもなお、バントしやすい球を投げて差し上げるという・・・。
蝉の鳴き声が、雰囲気出してますね。
当たり前ですが、福島も夏。