湖池屋の『KOIKEYA The のり塩』を買いました。
パッケージに「60th」とあるのは、湖池屋が創業60年なのではなく、湖池屋がポテチを製造販売を始めてから60年とのこと。
だからといってクラシックなポテトチップスな味かというと、そうでもないです。
いや、別に否定的に言っているのではなく。
というか、昔はポテトチップスももっとしょっぱかったですよね。
塩気にせよ甘みにせよ、お菓子は年々薄味になっているというのはあるのでしょう。
とらやの羊羹も、昔に比べると使っている砂糖の量は4割ほどになっているとかいう話をどこかで聞きました。
それでも十分に甘いと感じているわけで、時代によって標準も変わということの好例ですね。
クラシックとか復刻とかいってオリジナルの味で出されたら、それはそれで受け入れにくかったような。
もう一つ、クラシックなものだと思いにくかったのは、パッケージにも「粗挽き焙煎唐辛子を添えて」とあるように、少し辛味が効いている点です。
「The のり塩」と言いながら、のり塩だけで攻めているわけではないのですね。
表面にも、目で見える程度には赤い粒がちらほら。
それでも子どもらは文句もなくパクついていましたので、そんなに気にはならなかったのでしょう。
その場では。
自分の場合は後から来ましたね。
少し舌がヒリヒリする感覚が、食べて少し経ってから、その後数時間に渡り続きました。
それと少し油っぽさというのでしょうか、それも口というか喉にも残る感じ。
深く息を吐くたびに、油っぽさと辛気が喉に伝わるというか、ああ、さっきポテチを食べたのだった、と思い出されます。
そのあたりが苦手な人でなければ、十分に満足できると思います。
SDGsに配慮して紙のパッケージとなっているとのことですが、結構油を吸ってしまったであろう空袋をリサイクルできるわけでもなく、そうなるとプラのパッケージと比べてどこがSDGsなのかは、ちょっとわかりません。
どっちも燃えるゴミにするのなら同じじゃないか、と。
まあ、石油製品でなければとりあえずはSDGsという風潮なのかな?