評論 桐野夏生『真珠とダイヤモンド』 桐野夏生『真珠とダイヤモンド』読了。主人公は二人。終盤にタイトルの意味が回収される形です。 バブルについての本ですが、片方の女性が浮浪者となって井の頭公園で佇むところが冒頭で、しかもコロナの影響で仕事も住処も無くした、という書き出し... 2023.05.03 評論
評論 桐野夏生『ハピネス』 桐野夏生『ハピネス』読了。 単行本としては2013年の作品ですが、「VERY」に2010年から2012年まで連載されていたとのこと。もう10年以上も前なのですね。作品の中ではコロナどころか東日本大震災も登場しません。それにしても「V... 2023.02.20 評論
評論 桐野夏生『インドラネット』 桐野夏生『インドラネット』読了。 「インドラ」という語は、ムスカが言ったあのセリフ、「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね。」という、例のラピュタのいかづちについての説明でしか知りません。 この作品では、このタイトル... 2021.06.30 評論