バブル

目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』 評論

目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』

目黒冬弥『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』読了。 著者は「M銀行に勤務する現役行員」とのことで、メガバンクでイニシャルMという時点ではすべてのメガが該当しているはずなのに、なぜか読み始めるとすぐにどこのことかわかってしまうという…。A...
田村秀男『現代日本経済史』 評論

田村秀男『現代日本経済史』

田村秀男『現代日本経済史』読了。副題が「現場記者50年の証言」と言うものですが、当にその通り。 戦後の日本の経済事件というかイベントごとには必ず取材者・当事者として立ち会ってきたであろう田村記者の事実ベースの物語です。決して陰謀論に...
林真理子『成熟スイッチ』 評論

林真理子『成熟スイッチ』

林真理子『成熟スイッチ』読了。 ブサイクな表紙に惹かれました。恥ずかしげもなく若い頃の写真と現在の写真とを併記して、使用前使用後みたいなことになっていますが…。この表紙が訴えているものが、時とともに「成熟」しましたよ、ということなの...
桐野夏生『真珠とダイヤモンド』 評論

桐野夏生『真珠とダイヤモンド』

桐野夏生『真珠とダイヤモンド』読了。主人公は二人。終盤にタイトルの意味が回収される形です。 バブルについての本ですが、片方の女性が浮浪者となって井の頭公園で佇むところが冒頭で、しかもコロナの影響で仕事も住処も無くした、という書き出し...
恩田饒『実録 バブル金融秘史』 評論

恩田饒『実録 バブル金融秘史』

恩田饒『実録 バブル金融秘史』読了。 表紙に載っている著者の肩書は「元大和証券常務取締役」というもので、そこが著者にとっての最高地点ということですね。大和でMOF担として仕事をし、業界での知人も多い立場からのバブル裏面史とも言える内...
ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』 評論

ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』

ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』視聴。 2020年のドラマですが、漫画の原作は2017年にマンガ誌に連載されたものだそうです。お話の中では2016年に46歳の主人公が30年前の1986年の16歳の体にタイムスリップしま...
東京ブラックホール3 評論

東京ブラックホール3

NHKスペシャル『東京ブラックホールⅢ 1989-90魅惑と罪のバブルの宮殿』を見ました。タイムスリップでバブル時代に潜り込む設定のお話はよく見ますが、この番組シリーズは、当時の実写映像に山田孝之くんを重ねるという趣向で、それがかえって過...
藤原正彦『国家と教養』 評論

藤原正彦『国家と教養』

藤原正彦『国家と教養』読了。 欧米諸国をまわってみて、改めて日本を見たらちょっと将来が心配です、というご老人からの啓発本。これからの日本人に必要なのはこれだ、というものをいくつか挙げています。 それは戦争を止められなかった旧制...
アナザーストーリーズ イトマン 評論

アナザーストーリーズ イトマン

NHKの『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』「イトマン事件 30年目の告白」(2021年10月26日)を見ました。 お、イトマン事件か、ということで見てみたわけですが、特に目新しい情報はありませんでした。ていうか、この番組、ナビゲ...
大塚将司『回想イトマン事件』 評論

大塚将司『回想イトマン事件』

大塚将司『回想イトマン事件』を読了。悪意を持って言うなら、渦中で飛んだ怪文書の作者による振り返り。より正確には怪文書を作成した当事者二人のうちの片方の回想。 もう片方の方の告白については、國重惇史『住友銀行秘史』(以下『秘史』)を読...
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