戦国時代

本郷和人『天下人の軍事革新』 評論

本郷和人『天下人の軍事革新』

本郷和人『天下人の軍事革新』読了。本郷先生の歴史うんちく本で、テーマは「軍事」。とはいえ、兵器とか布陣とかの軍事オタクの人が喜びそうなものではなく、兵站とか軍制などが中心の地味な?お話です。戦国時代も後期になり、数十万の兵士を全国に繰り出...
小和田哲男『教養としての「戦国時代」』 評論

小和田哲男『教養としての「戦国時代」』

小和田哲男『教養としての「戦国時代」』読了。 小和田先生の戦国モノの新書本です。 面白そうなトピックごとに短めの解説が続きますが、こういう歴史好きのツボを心得たような進め方は、YouTubeチャンネルの趣向そのままというか、やはり小...
松尾千歳『秀吉を討て』 評論

松尾千歳『秀吉を討て』

松尾千歳『秀吉を討て』読了。 副題は「薩摩・明・家康の密約」とあります。その密約の存在を示す決定的な文書が見つかった!とかではないので、厳密にはタイトル詐欺なのですが、読み終えての感想としては、そういう流れももあったかもね、くらいの...
笠谷和比古『論争 関ヶ原合戦』 評論

笠谷和比古『論争 関ヶ原合戦』

笠谷和比古『論争 関ヶ原合戦』読了。 昨日、ツイッター上でも「#関ヶ原2022」というワードがトレンド入りしていましたが、今年も?関ヶ原の戦いは東軍勝利で終わりました。毎年9月15日は、石田三成アカウントを中心に、未明の戦闘開始から...
鈴木荘一『鎖国の正体』 評論

鈴木荘一『鎖国の正体』

鈴木荘一『鎖国の正体』読了。 副題が「秀吉・家康・家光の正しい選択」というもので、彼ら3人の選択によって日本は不毛な宗教戦争をすることなく、平和な江戸時代「パックストクガワーナ」を過ごすことができた、というのが本書の視座です。 ...
黒澤はゆま『戦国ラン』 評論

黒澤はゆま『戦国ラン』

黒澤はゆま『戦国ラン』読了。 合戦跡地をとりあえず走ってみるという、まず企画ありきの戦国本です。場所は、大阪夏の陣、本能寺の変、石山合戦、桶狭間の戦い、川中島の戦いの五本立て。実際に現地を走ってみることで、このルートは通ってないので...
渡邊大門『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』 評論

渡邊大門『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』

渡邊大門『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』読了。 タイトル通り、倭寇・人身売買・奴隷についての本。室町後期から江戸時代が始まる辺りまでの日本裏面史で、小説でも大河でも積極的には描かれることがないであろう部分を纏めてみました感が凄い...
谷口雄太『〈武家の王〉足利氏』 評論

谷口雄太『〈武家の王〉足利氏』

谷口雄太『〈武家の王〉足利氏』読了。タイトルの通り、「武家の王」としての足利氏が、どのように成立したのかとどのように崩壊したのかを論じた本です。戦国時代にあっても、多くの武将にとっては、どの足利を担ぐか、どうやって足利にお近づきになるか、...
木下昌規著 足利義晴 評論

木下昌規著 足利義晴

木下昌規著『足利義晴と畿内動乱』を読む。義晴というマイナーな将軍を扱った書だが、著者の関心の中ではマイナーどころか室町幕府の中でもかなり大きい存在であるようで、冒頭から今年の大河ドラマで三好長慶・足利義輝・足利義昭・細川晴元といった面々が...
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